司法書士試験とお金と引きこもり

司法書士試験、お金かかりますよね・・、予備校、書籍に今までいくら払いました?

私は、一度撤退して再受験組なので合わせると100万円は軽く超えますねー

150万は行ってないかな?と思いますけど。いや、自信がないな…。

まあでも私くらいの頭だったらそのくらいかけなきゃ仕方ないですね。

そんだけ払っても最後は自分の力です。予備校が受からせてくれるわけではありません。キビシィ。

私は一度撤退しましたが、後悔してるのって使ったお金のことじゃないんですよ。

時間と、機会の損失です。

私は大学生活の後半を司法書士試験に、つぎ込んで就職はしませんでした。

1回目の試験は、11月くらいに予備校の講座を始め、次の7月の試験で択一の基準点を突破しました。

「次は受かるな」

私は確信していました。田舎に住んでいる父母に手紙を書きました。

「次の試験で絶対受かる。だから就職しない。卒業したら実家に帰るから勉強させてくれ」

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と・こ・ろが~、全然受かんなかったんですよ~~~泣

たしかその後2回か3回くらい受けたのですが、記述の基準点を超えることができない。

今より択一の基準点が高かったので、択一でちょっとでもミスったら即死。気を抜けない。

試験中パニックになって記述が全然できない。きじゅつきじゅつ・・

当時は「択一が完成したら、記述は特に対策しなくても合格できる」と言われていました。

今考えたら全くの嘘ですね。早く気づいて対策せーよ、という話ですが・・・

その後、新卒で就職せず、周りの友達がみんな大手企業に勤めている中、ただの無職になってしまった自分を責めて、ガリガリのひきこもりが誕生しました。

1年半くらいずーっと部屋にとじこもり、ニコニコ動画でコントや漫才を見続ける生活でした。

その後、なんとか立ち直り(省略)、全然関係のない仕事に就きました。

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一方その頃、遠距離恋愛で付き合っていた大学時代からの彼氏がいました。

その彼は学生時代、同時期に司法書士試験の勉強を始め、私が就職してからも勉強を続けていました。

私が仕事を始め忙しくなり、徐々に疎遠になってきた頃、彼から1通のメールが来ました。

「司法書士試験に合格しました。長く待たせてごめん。もしやり直せるなら、連絡下さい。ダメだったら、もう二度と、電話もメールもしません」

_________彼は、私が現実から逃げて、欲しいものから目を逸らしている間も、勉強していました。

結局、私はメールを返信することが出来ませんでした。

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時は流れ、違う人と結婚しまして、今では2児の母になりました。

年齢的にもおばさんになったし、仕事を通じて、強くなったと思います。

本来なら子どもたちに使いたい時間と、お金を突っ込んで今、勉強しています。

子どもたちとの時間を犠牲にしている自覚や罪悪感は、正直、あります。

表現はおかしいですが、「1日でも早く、合格したい」です。

逆に、そういうせっかちで早く結果を求めすぎる心が、何事も成し遂げられない原因なことにも気づいています。

この試験に合格したら、

「合格したよ、お前はダメな奴じゃなかった」と引きこもりだった私を抱きしめに行きたいです。

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